- 軽井沢不動産 別荘・住宅・賃貸情報2007年10月26日
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軽井沢町の自然保護対策要綱改正のその後
7月1日軽井沢町景観育成基準ガイドラインの適用・8月1日に軽井沢の自然保護対策要綱が改正し新しい景観規制がスタ-トし数ヶ月が経ちました。この件で、町役場に訪れ調査・質問を致しますが、明確な回答が得られないのが実態ではないでしょうか。同じ条件の土地は有りません。周辺の環境・地勢等により建物を建てる位置が決るので道路又は隣地からの後退距離を明確に数値で表すこと自体がはたして、軽井沢町の自然と景観を維持・保全・育成する目的を達成できるのでしょうか。法律を守り、できる限り後退に努めるとする以前の要綱でよろしいのではないでしょうか?規制だけでは美しい景観は生まれません。地域の特性を生かした環境づくりへの個々の意識が必要ではないでしょうか。どのような景観を目指すべきか、すでに軽井沢町に住んでいる方、これから別荘・定住を検討する方、それぞれが一体となって考える必要があると思います。環境を守りたい住民と、自分の土地を最大限に活用したい住民との対立するケ-スはどこでもあります。要綱・条例を作って美しい景観を守ろうという動きは評価できますが、それ以前に個々のマナ-の問題だと思います。私たち不動産・建築業界が自然環境に重視した造成・建築を提案していく事が重要課題の第一歩ではないでしょうか。